景気後退後の景気後退

米国の景気後退後の景気後退、要するに今から更に12年後とかに来るだろう景気後退についた話そうと思う。

過去のデータから察するにデフレ時の景気後退は利上げのタイミングでくる傾向が多いようだ。

理由は単純で市場のメンタリティーが変わるからだ。

インフレする世界線においてはより値上がりするものに投資する。そして、上げ相場に乗り遅れたくないというのが市場心理だ。

デフレの世界線ではより値下がりしにくいものに投資する。下げ相場に乗りたくないというのが市場心理だ。

そのため景気後退が市場に織り込まれるタイミングが違う。

前者では逆業績相場という現実を突きつけられてから大幅に下落する。

それに対して後者ではメンタリティーがネガティブなため下落の思惑が織り込まれるのが早く利上げで大幅に下落する。

これは通常の期待値の優位性が前者では「変動制のある物」が基準であり、後者では「無変動の通貨」に優位性があるためだ。

また、恐怖のあり方も変わる前者は口座から直接マイナスを食らうのに対して、後者は環境がインフレして徐々に苦しくなるという性質の違いもある。


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