高単価の商品のデメリット。
それは要するに欧米の商品の事だ。一時期、問題になったブランド製品のバーキンの破棄。ほかにもダイヤモンドやテスラのEV、アップルなどだ。
良い製品を生み出すそれは素晴らしいことだが、価格のバランスというものがある。
たしかに価格を上げることに成功したものもある。ダイヤモンドやブランドのカバンなど機能性がありきたりで価値が明瞭でないものだ。これらはふたを開ければ原価は安くただ馬鹿をだます商品を作っているだけだ。
しかしEV、アップルなどブランド力ではなく機能性があるものでは話は別だ。
たしかに広告を打ちブランディングし、商品を売ることはシェア率を伸す大事なことだ。もしそれを軽んじれば、たとえ現段階で対等な関係だとしても、その後の商品開発で後れを取り競争に負けるだろう。そういう意味でも経営において大事なことだ。
ただ、供給が一服した後の利益率を伸ばすための価格つり上げは愚策としか言いようがない。
なぜならば価格が上がった部分の隙間に別の需要が生まれてしまい、そのシェアを奪われてしまうからだ。特に致命的なのは景気が良いときはブランドに一定の意味があるが。デフレ局面では致命的な弱点でしかない。
もしブランドを作り出したいならシェア率を武器にOYOTAの様に安価なものとブランド製品を両方作る方が建設的だろう。
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